文学碑マニアの
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蕪村の生誕地・句碑

都島駅

江戸中期の俳人である与謝蕪村は、1716(享保元)年に摂津国東成郡毛馬村(現・都島区毛馬町)に生まれました。碑の「春風や　堤長うして　家遠し」は、1777(安永6)年に作られた長詩『春風馬堤曲（しゅんぷうばていのきょく）』の中の句で、帰郷のために春の毛馬堤を急ぐ女性の情趣が、蕪村の故郷への想いを重ねつつ描かれています。淀川改修100年を記念して、1980(昭和55)年に建てられた生誕地・句碑は、毛馬桜之宮公園をさらに北上した、淀川左岸堤防上の見晴らしのいい場所にあり、「特に桜の時季は、お花見を兼ねて訪れるのもおすすめ」と酒井さん。句が蕪村の筆跡で刻まれていることにも注目で、さらに毛馬桜之宮公園内にも、親柱に蕪村の筆跡を刻んだ自転車歩行者専用橋「春風橋」があります。