フルーツ!クリーム!断面美! オオサカフルーツサンドマニア フルーツ!クリーム!断面美! オオサカフルーツサンドマニア

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公開日2020.10.30

かわいいも、おいしいも、ほお張れる!?

フルーツサンドは日本発祥だと知っていましたか?大正から昭和の初めにかけて、ケーキの代用品として誕生したといわれており、食べるとほっこりする懐かしいおいしさや、食事にもおやつにもなる便利さがあいまって、フルーツパーラーや喫茶店の定番メニューとして、時代を超えて愛され続けています。近年では、色鮮やかでフォトジェニックな見た目がSNS映えすると人気が再熱!
特に大阪は、近郊に果実農園が多いことから、新鮮なフルーツが手に入りやすいという利点があります。また、高級食パン発祥の地だけあって、パンへのこだわりもすごい。そのため、昔ながらのクラシックな逸品や、果物専門店が自信を持って仕入れたフルーツを贅沢に使ったもの、実力派ベーカリーが作るパンも主役のタイプ、スイーツ店が仕掛けるクリームが絶品のものまで、バラエティー豊富なフルーツサンドが生まれやすい土壌が大阪にはあるのです。

  • ※当サイトにて記載の営業時間については、通常業務の時間となります。詳細は各店舗・スポットにてご確認ください。
目次

フルーツサンドは究極の断面美!

“萌え断”とも呼ばれるビジュアル系サンドイッチの流行も、フルーツサンドの人気を後押ししています。純白のクリームと色とりどりのフルーツが作り出す断面美は、食べる前から気分を高めてくれます。

アレンジ多彩!シンプルだからこそ奥が深い

食パンの風味やくちどけにこだわったり、生クリームにひと手間加えてフルーツに合う味わいを追求したりと、シンプルな構成だからこそ、素材や味のバランスを考えた工夫が凝らされています。

日曜限定!ル シュクレクールが手掛けるフルーツサンド専門店

懐かしいけれど新しい、新感覚のフルーツサンド

(左から)「シロクマのフルーツサンド」(500円)、「夏イチゴのフルーツサンド」(540円)、「桃の白いフルーツサンド」(520円)、「ブドウのフルーツサンド」(540円)、「イチジクのフルーツサンド」(490円)。※メニューは週替わり。すべて税込。
大阪を代表するブーランジェリー「ル シュクレクール」の四ツ橋出張所。店主である横田益宏さんが「スタッフもお客さんも楽しめることにトライしたい」と2020年6月から始めたのが、定休日である日曜日にだけオープンするフルーツサンド専門店の「フルーツサン堂」です。
毎週6種類ほどのフルーツサンドがスタンバイ。
「フルーツサンドは、フルーツの邪魔をしない存在感のないパンで作られているのがほとんど。でも、パンも素材の一部。ル シュクレクールのパンとユニークなクリームを合わせて、懐かしいけれど新しいフルーツサンドを作りたかった」と横田さん。
実はル シュクレクールにはパン職人だけでなく、パンの勉強に来ている料理人も多いそう。そんな仲間とタッグを組み、フルーツを生のまま使用するだけでなく、例えばパイナップルはアニスというスパイスで香りをつけてからバターでソテーし、ココナッツのクリームと合わせるなど、他店では真似できない手間をとことんかけています。
「気合いの入ったプロジェクトメンバーが、毎週新作を考えてくれています」と横田さん。
フルーツサンドを食べてみると、まずパンの存在感にびっくり!小麦の風味を感じるもっちり食感のパンドミが、フルーツの香りや甘みを引き出すクリームを受け止め、どちらも個性が強いはずなのに食べてみると見事な一体感!味のバランスが絶妙すぎて、思わず唸ってしまいます。
甘くないサンドイッチも用意。取材当日は「ローストビーフのサンド」(410円/税込)と「ローストポークのサンド」(390円/税込)がラインアップ。
人気のあまり閉店時間前に売り切れることがほとんどなので、ぜひ早めの来店を。
[fruitsand_01]店舗情報

フルーツのおいしさに絶対の自信アリ!

確かな目利きで選ぶフルーツが主役のフルーツサンド

「シャインマスカットとぶどうのフルーツサンド」(1,382円/税込)。
昭和10(1935)年創業の青果店をリノベーションし、ほっと落ち着ける居心地の良いカフェとして生まれ変わった「OSORA CAFE」。
「うちのメインはフルーツ。フルーツが持っている力を引き出したい」と熱く語る店主。市場で目利きして選ぶ旬のフルーツは甘みがしっかりあるからと、フルーツサンドにはマスカルポーネを中心に特製のクリームを使用。クリームたっぷりですが、甘すぎないのでぺろりと食べられます。もちろんパンにもこだわりがあって、フルーツの甘さを邪魔しない、パン自体がしっかりおいしいものを探し求めた結果、ほのかに甘い黒糖パンにたどり着いたそう。クリームで隠れているところにもフルーツがたっぷり入っているので、食べたときの満足感が高いのもうれしいポイントです。秋はブドウ、11月後半からはイチゴのフルーツサンドが登場する予定です。
「岡山県産晴王とシャインマスカットのトースト」(2,138円/税込)。
フルーツサンドと並んで人気なのが、旬のフルーツてんこ盛りのトースト。「岡山県産晴王とシャインマスカットのトースト」は、大粒の実と高い糖度を誇る岡山県産のシャインマスカット・晴王といろいろなブドウが組み合わされていて、圧巻の美しさ!食べやすいようにカットされているところに、心配りを感じます。
青果店時代に使われていた柱などを、大切なものは活かしながらリノベーション。満席時には整理券を配布。フルーツサンドはテイクアウトもOKです。
「今、フルーツを買ってお家で食べるという機会が少なくなっていると思います。スーパーで見かけるけれど、身近な存在ではないという方も増えています。そんな方にこそ、お店でたくさんフルーツを食べて、フルーツの良さを知ってほしい」と語る店主。真摯にフルーツと向き合っているから、こんなにおいしいのだなぁと納得です。
[fruitsand_02]店舗情報

黒がテーマのカフェでスタイリッシュすぎるフルーツサンドを発見

こぼれる瞬間を再現したビジュアルにも注目

「KOBORERU FRUIT SAND」(650円/税込)。
泊まれる本屋がコンセプトの宿泊施設「BOOK AND BED TOKYO」に併設されているカフェの名物は、真っ黒なフルーツサンド。竹炭を入れて焼き上げたミニサイズの真っ黒食パンに、生クリームとバナナ、ブルーベリーのジャムをのせたもので、バナナの甘みやブルーベリーの酸味が甘さ控えめの生クリームとしっかりマッチし、小ぶりながらも食べ応えはしっかり。メニュー名が「KOBORERU FRUIT SAND(こぼれるフルーツサンド)」となっているのは、「こぼれる瞬間が一番おいしく見える」という人の感覚からヒントを得て考案されたからだそう。確かに、とろ~りと生クリームやジャムがこぼれ落ちる様子は、独特のシズル感と美しさがあり、まさに、目にもおいしいフルーツサンドです。
「BLACK LATTE」(650円/税込)。「KOBORERU FRUIT SAND」とのセットは1,200円/税込。
エスプレッソに竹炭の粉をブレンドし、ミルクを注いだ「BLACK LATTE」など、ドリンクももちろん黒。コーヒーはニュージーランドのスペシャルティコーヒーロースター「Coffee Supreme」の豆を用いるなど、ビジュアルだけでなく味も妥協していません。
無機質でクールなカフェスペース。今後リニューアルし、カフェスペースを広げる予定だそう。
お店は繁華街のビルの3階という隠れ家的な立地で、喧騒も忘れられる非日常な空間です。
宿泊スペースは、デイユース利用限定で営業中。デイユースは1時間ごとに平日591円。フリータイム(最大4時間利用可能)は1,773円。
カフェスペースの奥には、2,000冊以上の本に囲まれた宿泊スペースがあります。デイユースをしてリモートワーク用の部屋として使う人も増えているそう。本を読んだり仕事をしたりして、息抜きに真っ黒なフルーツサンドを味わうなんて楽しみ方もいいかもしれません。
[fruitsand_03]店舗情報

固定観念をくつがえす、甘くないおかず系フルーツサンド

甘いフルーツがおかずに大変身!?

ほんのりスパイシーなパイナップルがクセになる「Pサンド」(800円)。
奈良県・吉野の山々で、明治36(1903)年から6代にわたって果樹専門農園を営む農家が手がけるフルーツパーラー。こちらで見つけたのは、フルーツサンドは甘いものという固定観念をくつがえしてくれるデリサンド。定番商品の「Pサンド」は、グリルしたパイナップルにベーコン、カレーペースト、マヨネーズを合わせていて、スパイシーさと甘さのバランスの妙にハマってしまう人が続出しています。
「フルーツが持つやさしい甘さや酸味は、塩分や油分との相性がいいのです」と教えてくれたのは、広報担当の堀内奈穂子さん。ほかにも、りんごとエビとアボカドディップを挟んだ「Aサンド」(800円)、柿と生ハムとマスカルポーネを合わせた季節商品の「Kサンド」(800円)などもあります。
昔ながらの固めのプリンをデコレーション。「プリンアラモードミックス」(1,167円)。
「Pサンド」の後にデザートとして味わいたいのが「プリンアラモードミックス」。昔ながらの固めの食感にこだわった甘さ控えめのプリンに、リンゴ、バナナ、キウイフルーツなどをたくさん飾って、見た目も華やかに仕上げています。どのフルーツと一緒に食べるかによって味わいが変わるので、楽しみながら食べ進めることができます。
店内は、果物を運ぶフードトラックをイメージした空間。柿の葉茶やドライフルーツなども販売しています。
「フルーツをもっとおいしく味わってもらうために」と、店内のBGMにもオリジナリティを持たせています。耳を澄ませば、木々が揺れる音や鳥のさえずりが聞こえてきますが、これは実際に果実園がある吉野山で録音したものなのです。心地いい音に包まれながら、フルーツが育った環境に思いを馳せ、デリサンドを頬張るなんて贅沢をぜひ体感してください。
[fruitsand_04]店舗情報

軽やかな生クリームが決め手!毎日食べたいフルーツサンド

隠し味のレモンがおいしさの秘密

「いちごサンド」(380円/税込)と「ミックスフルーツサンド」(340円/税込)。
2020年2月にオープンした、テイクアウト専門のサンドイッチスタンド。店主の成見佳奈美さんが大切にしているのは、毎日でも食べたくなるサンドイッチを丁寧に作るということ。そのために、食パンはくちどけを重視したやわらかなものをセレクトし、メニューにもバリエーションを持たせて、できるだけ作り立てを提供できるように気を配ります。

ただ、こだわりの生クリームを使ったフルーツサンドだけは開店前に用意をし、売り切れ次第終了にしています。「私が選んだ生クリームは、泡立てるところから始めると10分以上時間がかかってしまうし、そのまま置いておくと溶けてしまうんです。作り置き可能なホイップクリームなどもあるのですが、食べ比べてみると味が全然違っていて。フルーツサンドは早めに売り切れることも多く、もっと作ってほしいという声を毎日いただくんですが、調理も接客も1人なので難しい。でも、数はあまり出せなくても、自分がちゃんとおいしいと思えるフルーツサンドを食べてもらいたいんです。」そんな真摯な思いで作るフルーツサンドは、生クリームの隠し味にレモンを加えることで軽やかな後味に仕上がっています。

フルーツサンド狙いなら、早めの来店か電話での取り置きを利用するのがおすすめです。
「たまごカツBOX」(540円/税込)は数量限定。「いちごスムージー」(390円/税込)も人気です。
フルーツサンドと合わせて買いたいのが、2種類の卵をブレンドし、甘めの出汁をたっぷり使ってふんわりと仕上げた玉子焼きに衣をつけて揚げた「たまごカツBOX」(540円/税込)。サクッとした香ばしさとじゅわ~と染み出る出汁の旨みが格別で、リピーターになる人も多いそうです。

また、サンドイッチスタンドなのに“かえる”?と、なぜこの店名なのか疑問に思った人もいるはず。その謎は、お店を見てみるとすぐわかります。
実は成見さんは、ピクルス・ザ・フロッグというカエルのキャラクターの大ファン。いろいろなところに、カエルが飾られていたりするので、お店に訪れた際は探してみるのも楽しいですよ。
[fruitsand_05]店舗情報

編集後記

フルーツのおいしさを引き立てるために全力を尽くす果物店をはじめ、フルーツとバランスの良いクリームや、くちどけにこだわった食パンを追求するお店など、大阪にはほかにもフルーツサンドの名店が勢ぞろいしています。しかも、純喫茶やフルーツパーラー、サンドイッチ専門店、スイーツ店、ベーカリーなど、お店のジャンルもさまざまなのがユニーク。どのお店も、味のバランスや見た目の美しさまで考え抜いていて、バリエーションも驚くほど豊富にあるので、ぜひ、あなた好みのフルーツサンドを探してみてくださいね。
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