ひと握りのごちそう オオサカおにぎりマニア ひと握りのごちそう オオサカおにぎりマニア

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公開日2024.04.10

紹介してくれるマニアさん

一般社団法人おにぎり協会代表理事中村祐介さん

おにぎりを通じて和食文化を国内外に普及させる取り組みを行うおにぎり協会代表理事でおにぎり人気の仕掛け人。2023年12月(株)ぐるなび総研の「今年の一皿」の「ご馳走おにぎり」を受賞。2024年2月2日には世界初の「おにぎりサミット」を新潟県南魚沼市ら7自治体・企業と共に東京都で主催。おにぎりを通じた地域の魅力発掘や、国内外のおにぎり専門店の出店支援なども行う。

大阪おにぎりダイバーシティ

おにぎりの歴史は日本の稲作とともにあります。古くは弥生時代の「おにぎり(のような)化石」が発掘されていますし、奈良時代の「常陸国風土記」では「握飯(にぎりい)」という言葉がすでに記されています。いま話題の「源氏物語」でも「桐壺の巻」で「屯食」という名前でおにぎりが登場。そして現在、空前のおにぎりブームといっても過言ではありません。おにぎりの魅力はお寿司と異なり、お米本来の美味しさを口いっぱい楽しめること。そして、具材の組み合わせで無限のバリエーションを生み出せるポテンシャルでしょう。おにぎりは多様性の象徴のような料理で、例えば江戸時代の京都・大阪のおにぎりは俵型が多く、江戸では円形、三角形だったようです。同じ料理でも、みんな違ってくるのです。日本中で増えているおにぎり専門店も実に多様ですね。そこで今回は大阪の新しいお店から老舗まで、多様なおにぎりの名店の数々をご紹介します。

目次

リラックスして過ごせる屋台風の居酒屋はおにぎりの種類も豊富

プロボクサーが心を込めて握るできたての味

大阪を代表する夜の街、北新地。高級店ばかりと思う人も多いかもしれませんが、実は気軽に飲食できるお店も存在します。おにぎり竜もそんな一軒です。
「当店は屋内にいながら、気取らない屋台の雰囲気を味わえる居酒屋です。おにぎり、おでん、その他一品料理とお酒を楽しんでもらえます」とおかみの山中さん。
店内には木で組んだ屋台風のコの字型カウンターが配されており、情緒たっぷりです。
名物のおにぎりは、ほどよい粘り気と甘みが特徴的な山形県産のつや姫を使用しています。
「お米をたくさん炊くとき、一度に一升以上炊ける大型のガス釜を使うお店が多いと思いますが、当店はタイガーの土鍋圧力IHジャー炊飯器の5合炊き用を5台導入しました。お米の持つ旨味が引き出される構造で、お釜の底のご飯も固くなりにくく、安定した味に炊き上がります」とのこと。
通常は1日に30合、多い日は50合ものお米を炊くそうです。おにぎりは、注文を受けてから店長が握ってくれるスタイルで、約25種類のメニューを展開しています。一番人気の「乱王(らんおう)醤油」(385円)は出汁醤油に4日間漬け込んだ卵黄が具材で、卵かけご飯のようなとろりとした優しい味わいのとりこになる人が絶えません。
また、特に女性に人気だという「にゃんこ三昧」(330円)は、おかかが具材で、おにぎりの周りに糸鰹をまぶした中も外も鰹節づくしの食べごたえのあるメニューです。おにぎりは他に昆布やたらこ、梅干し、いくら、うにといった具材を用意。小さめのサイズでの注文もでき、いろんな種類を味わえます。
同店にはもう一つの名物、おでんがあります。継ぎ足しの出汁を使い、ほどよい濃度に調整した出汁で煮込むおでんは、おにぎりにもお酒にも合う味つけ。ボリューミーなつくねや有名豆腐店から仕入れる厚揚げなどを楽しめます。
また、おでんを材料にしてつくるサラダなど、オリジナリティ溢れる一品料理も好評。お酒は10種類以上揃う日本酒をはじめ、梅酒やワイン、お茶ハイなどの品揃えです。
おにぎりもおでんも手頃で美味しい「屋台のムードに包まれて飲める」同店には、もう一つのコンセプトがあります。それは、「ボクシング好きの仲間が集って、ボクシング話で盛り上がれるお店!」。
店長は現役のプロボクサーで、店内には世界チャンピオンベルトが飾られており、ベルトと記念撮影をするお客さまの姿もおなじみだとか。おにぎりとボクシングのユニークな取り合わせで、他では経験しがたい時間を過ごせそうです。
★マニアさんのおすすめポイント★
プロボクサー・山中竜也さんが店長を務める、「お酒も飲める」おにぎり専門店です。ご馳走おにぎりの定番「卵黄」を用いた「乱王(らんおう)醤油」、おかか、かつお塩、糸鰹の「にゃんこ三昧」が美味。おでんや一品料理もおすすめです。
[onigiri_01]店舗情報

老舗和菓子店がつくるおこわは約50年の歴史を誇るロングセラー

丁寧に蒸し上げたもち米と具材のコンビ

1867年に神戸で創業した歴史の古い和菓子店で、何度か移転をし、現在は大阪市鶴見区で営業しています。お饅頭やカステラなど各種菓子類が美味しいのは言うまでもなく、手軽に食べられるおこわを目当てに来店されるお客様も多いお店です。
「当店のおこわは『とん蝶』と言い、1970年の発売以来つくり続けてきた長い歴史を持つ商品です。当時、店には甘い和菓子ばかりが並んでいましたが、他の和菓子店と差別化を図るため、甘くない商品を販売したいと考えたのです。そしてもち米や大豆が材料になるおこわなら、すでにお店に材料が揃っていてつくりやすいと製造に至りました」と本社総務部の中原さん。
三角形のおこわを竹の皮模様の包み紙で包んだとん蝶は、現在6種類を販売しています。メインのご飯の部分は、国産のもち米と大豆が主な材料で、前日に浸水させたもち米を朝の5時からせいろに移して蒸し始めるそうです。
「もち米を入れたせいろを5枚ほど高く積み上げて、風味を出すための塩水をかけ、均等な味に仕上がるように蒸し上げた後、型に入れて成型します。とん蝶は、店頭で販売する他、法要で出すためにお寺から注文が入ることもあり、多い日は一日に約4,000個を製造します」とのこと。
もち米の部分は食べ応え抜群の弾力のある食感に仕上げているのが全種類共通で、中の具材でバリエーションをつけています。
一番人気の「とん蝶(白蒸し)」(378円)は、風味豊かな塩昆布を混ぜ込んだ商品で、塩昆布は大阪の老舗昆布店に特注で製造したものを使用。細かく刻んだ昆布がおこわにバランス良く馴染み、飽きのこない味に仕上がっています。また、2番目に人気の「とん蝶/ちりめん山椒とん蝶(2~4月の限定発売)」(399円)は、甘辛く煮たちりめん山椒の佃煮をたっぷりのせた豪快な商品。
一つ食べると満足感が得られるしっかりした味付けです。とん蝶は他にも、七味味やゆかり味などを販売しており、どの商品にも小梅が添えられて、味と彩りのアクセントになっています。
そして、せっかく伝統豊かな和菓子店に足を運ぶのだから、美味しい和菓子も買って帰りたいと思う人も多いはず。そんなときは、和菓子の代表商品「商(あきない)」(129円)がおすすめです。
卵の黄身でつくる黄身餡入りのお饅頭で、甘さを控えたあっさりした味が好評。黄身餡に砕いた栗を入れた「大商い」や、抹茶風味の「抹茶商」などのバリエーションも用意しており、落ち着いた雰囲気の店内でじっくり商品を選べます。
★マニアさんのおすすめポイント★
和菓子屋さんが手掛ける甘くない商品として考案されたのが、国産のもち米に、国産昆布の旨味と塩味、カリカリ小梅の酸味を合わせたおにぎり「とん蝶」です。コンビニなどでも赤飯のおにぎりが人気なので、今、もち米がアツいかもしれません。
[onigiri_02]店舗情報

素朴で奥が深い郷土料理「めはり寿司」が夜中でも買える!

ご飯と具材を風味抜群の高菜で包む

創業38年、ミナミの街の一角に店を構えるめはり寿司の名店です。これまで移転をしたり、テイクアウト専門店にしたり、時代と共に営業スタイルを変えてきましたが、今も夜中でも賑わう街に合わせて朝の5時まで営業しており、多くの人に親しまれています。
「めはり寿司とは、和歌山県と三重県にまたがる熊野地方の郷土料理で、高菜の漬物でごはんを包むおにぎりです。同地出身の創業者が故郷の味を広めたいとの思いを込めて店を開いたのが始まりです」と2代目で代表取締役の尾仲さん。
めはり寿司の中の具材は、刻んだ高菜の茎をはじめ、海老天、梅、たらこなど6種類。専門店として使う材料に強くこだわり、高菜は和歌山県の新宮地方にある農家から風味と食感が良く、さらに艶やかな見栄えの良いものを取り寄せて、店内でタレ漬けにします。また、お米は高菜の味を引き出すため、主張しすぎないあっさりした味の品種をセレクト。そして、炊き上がったご飯を「粒を潰さず、空気を含むように優しく握る」ことで美味しいめはり寿司ができあがるそうです。
「めはり寿司という名称は、大きさに驚いて目を見張りながら食べるというのが語源ですが、当店では食べやすいように少し小振りなサイズでお出ししています」とのこと。
本来のめはり寿司はソフトボール大ほどの大きさだそうですが、ほどよいボリュームでお腹の空き具合に合わせて食べられます。めはり寿司は3個入りと6個入りが販売されており、それぞれ700円、1,400円です。
また、同店には、めはり寿司に匹敵するほどの人気を誇るもう一つの看板メニュー、「特製天むす」(3個入り700円、6個入り1,400円)もあり、そちらもおにぎり好きの人なら外せません。
出汁の風味を効かせた特製の天ぷら粉をつけて真っ直ぐな形に揚げた海老がご飯と一体化して、どこを食べても海老を楽しめます。揚げ油を頻繁に交換しているので、コクがありながらしつこくなく、いくつでも食べられそうです。その他、しっかり下味をつけてジューシーに仕上げた鶏胸肉の唐揚げや、具だくさんのお味噌汁など、おにぎりと一緒に食べられるサイドメニューも用意しています。
現在、同店は他に3軒の支店を展開しており、オンライン販売もしていますが、特製天むすやコロッケがセットになった「天むすセット弁当」(900円)を営業時間中ずっと買えるのは、ここ南本店だけとか。ミナミへのお出かけ帰り、家族への手土産を買いたいときの候補にも良さそうです。
★マニアさんのおすすめポイント★
高菜の葉でご飯を包むめはり寿司は本来、とても大きなおにぎりですが、この店では少し小さめの食べやすいボリュームで提供しています。高菜のみずみずしい食感と風味がお米とよく合い、素朴な郷土料理の奥深さに気づきます。
[onigiri_03]店舗情報

和洋の具材を彩りよく挟む、海苔を主役にしたおにぎらず

海苔の専門家たちがメニューを開発

おそらく誰もがその名称を知っていると思われるニコニコのり。普段、スーパーなどで手に取る機会が多い海苔商品をつくり続けてきた大阪の会社です。同社が『海苔が美味しい海苔屋のテイクアウト店』というコンセプトを掲げてプロデュースしたお店が、笑屋 NICO-YA(にこや)。
「当社は海苔のメーカーです。ですから、おにぎりもまず海苔ありきで、最初に使う海苔を選定し、それに合わせてご飯や中に入れる具材を考えました」と店長の大田さん。
海苔の専門家が海苔を美味しく食べてもらうために考えたという商品は、2018年10月のオープンと同時にまずサンドイッチ風に具材をサンドするおにぎらずが登場。その後、中に具材を入れて握るスタンダードなおにぎりが登場しました。
おにぎらずは現在8種類を展開しており、どれも使う海苔は青海苔の香りが強く、口溶けのよい「青混ぜ」という焼海苔。お米は粒が大きく水分量を保ちやすい山形県産のはえぬきです。一番人気の「ジューシー出汁巻きと旨味たっぷりおかか」(270円)は、ご飯で出汁巻たまごとおかかを挟み、アクセント的に青海苔をふりかけた懐かしさを感じる具材の組み合わせ。
甘さを控えた出汁巻たまごとしっかり味がついたおかかがよく馴染んでいます。
また、「脂ののった銀鮭と塩昆布」(330円)は、木津市場で仕入れる鮭に塩昆布の旨味が重なり、奥行きのある味わい。
その他、「こんがりスパムと厚焼き玉子」や「大豆ミートと野菜のキーマカレー」といった洋風の味わいを取り入れた商品も並びます。
「おにぎらずは海苔の新鮮な美味しさを味わってほしいので、海苔包装用フィルムで包んでいるのもこだわりです」とのこと。具材をご飯で挟むおにぎらずは水分が多くなりがちなので、食べる直前に海苔を包装から取り出して包む方式を採用。風味はもちろん、パリッとした歯切れの良さも堪能できます。
また、登場したてのおにぎりも同店の京都ポルタ店で以前から展開しており、長く親しまれてきた商品です。握ったご飯を海苔で巻く一般的な形のおにぎりで、魚沼産のコシヒカリを使うご飯と、いくらや明太子、梅干しなどの具材の組み合わせを楽しめます。
お店は最寄りの大国町駅以外に恵美須町駅からもアクセス良好。本社の一階部分で、広い通りに面しており、ガラス張りで入りやすい雰囲気です。おにぎらずやおにぎりの他に、海苔商品も販売しています。
★マニアさんのおすすめポイント★
関東のおにぎりには焼き海苔がよく使われますが、関西では味付け海苔が好まれる印象です。その味付け海苔のパイオニアが「ニコニコのり」だと思います。おにぎらずの一つ「大豆ミートと野菜のキーマカレー」が私のイチオシです。
[onigiri_04]店舗情報

プロ仕込みの炊き立てご飯でつくるおにぎりは裏メニューも人気

おにぎりらしい具材を自家製の味で用意

さまざまなイベントも開催される長居公園の最寄り駅、長居駅付近は、日によってはかなりの賑わいを見せる場所ですが、少し歩くとのんびりしたムードの住宅街が広がります。おにぎりOishi(おいしい)が店を構えるのもそんな一帯。オープンは2023年の6月で、夜はバー営業するお店を、日中間借りされています。
「お店をやりたいと思っていたところ、丁度、知り合いだったバーのオーナーさんから、『何か店をやらないか?』と話をいただき、出店を決めました。おにぎりを出す店にしたのは、私自身が普段からパンより米が好きという大の『米派』だったからです」と店主の高松さん。
おにぎりの作り方は独学ではなく、和食の料理人の方に指導を仰ぎ、お米の炊き方から握り方、具の選び方までプロの意見を取り入れたとか。
「当店のおにぎりは、滋賀県の提携農家から仕入れる、粒が大きくて甘みがあるお米でつくっています。炊く段階で昆布出汁と塩を加えて、ご飯自体に味が付くようにしました」とのこと。
メニューは約10種類で、鰹や明太子など、「おにぎりといえばコレ!」と誰もが想像しそうな具材を中心に絞り込んで決めたとか。昆布出汁がきいて、ふくよかな味に仕上がったご飯を、注文を受けてから目の前で握ってくれます。そんな同店の人気メニューといえば「サーモン(中落ち)」(350円)。
青森県の漁師の方と直接取引して新鮮なサーモンを仕入れ、店内で丁寧に身を外してから、生姜醤油で和えて具材にしています。また、「こんぶ」(280円)もサーモンと肩を並べる人気メニュー。市販のおにぎりなどでありがちな塩分が強めの味ではなく、甘めに煮た自家製の昆布が優しい味わいです。
そして、店内のメニュー表には載せずに、「Instagramで詳細を案内している」という裏メニューが「梅干し」(300円~)です。「梅干しは材料や味の種類が多く、酸味が強い梅干し、鰹節味の梅干し、と人によって思い浮かぶ味が違いますよね。ですから、いろんな梅干しを期間限定で出して、味の違いや発見を楽しんでもらえればと思いました」とのこと。
こんぶ梅や白干しなど、普段あまり手に取らない梅干しを食べる機会があるかもしれません。
夜はバーになる同店は、テイクアウト以外にイートインも可能で、広々としたカウンター席でくつろいで食事ができます。バーのオーナーが家具職人でもあることから、お店はショールームとしての顔も持ち、オシャレなアイアン素材のインテリアでコーディネイトされています。スタイリッシュな空間で、懐かしいおにぎりをいただける、不思議な組み合わせの心地良さを楽しんでみてはいかがでしょうか。
★マニアさんのおすすめポイント★
全国的に女性が「おにぎり屋」さんを開業するケースが増えています。その動機の多くはお客さんとコミュニケーションしながら美味しいおにぎりを提供できるからというもの。こちらもお米好きの店主がおにぎりを提供。これからの成長に期待です。
[onigiri_05]店舗情報
【編集後記】
コンビニやスーパーですぐに買えて、家でも作れるおにぎりは手軽な国民食です。今回、おにぎり専門店を取材してわかったのが、どの店も材料の選び方やお米の炊き方などに工夫を凝らし、他にない自家製の味を完成させていることでした。それは、単純な食べ物であるはずのおにぎりの別の顔を見たような気分です。プロのこだわりがつまった特別な味を、ひと口ひと口噛み締めて、存分に堪能してください。
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