文学碑マニアの
スポット

松尾芭蕉句碑

玉出駅

住吉公園内、住吉大社に面した東側の入り口付近に建つ、「升買て　分別かはる　月見かな」という芭蕉の一句が刻まれた句碑。芭蕉は、1694(元禄7)年9月13日に住吉大社の「宝の市」を訪れ、この祭りの名物である「升」を購入。当時、体調がすぐれなかった芭蕉は、その日の夜に招かれていた月見の宴を欠席するのですが、「升を買ったら思いが変わってしまった」というウイットを感じさせるこの句を詠み、欠席の無礼を詫びたといいます。もとは住吉大社の境内の一部であったという住吉公園は、2023年に開設150年を迎えた大阪市内最古の都市公園。句碑のそばにある管理事務所には、地図と写真で住吉公園の歴史をたどる、酒井さん注目の展示室もあります。