公開日2025.01.10
紹介してくれるマニアさん
寿司リーマンさん
1,000日以上、毎日寿司を食べ続けるほど寿司を愛してやまない32歳ビジネスパーソン。
25歳の時、石川県の名店「太平寿し」を訪れたことをきっかけに寿司に魅了され、Instagram で食べ歩きの発信を開始。
全国のおすすめ店を紹介する YouTube チャンネルも運営し、寿司に特化したSNSの総フォロワーは20万人を誇る。
2024年、初の著書となる『寿司の「魔力」』(読書人)を上梓。
現在は寿司文化の更なる発展を目指し、株式会社 SUMESHI を設立、起業。寿司の可能性に着目した事業を複数展開している。
職人の腕と真心が伝わる握りたての寿司
大阪の寿司といえば、伝統的な「押し寿司」や「箱寿司」の文化。
それに加えて、白身魚を中心にしたブリブリとした新鮮なネタの握りが楽しめるなど、幅広い寿司の魅力が詰まっています。
関西独特の甘酸っぱい白シャリは、江戸前の塩辛い赤シャリとは一線を画し、ネタとの調和を生む大阪寿司の生命線。
また、大阪らしい気さくで人情味あふれるフレンドリーな「THE・町寿司」な雰囲気も特徴的です。
今回は、「寿司リーマン」が握り寿司が旨い名店を厳選!
地元で愛される老舗の味から個性的な逸品まで、職人の技と大阪らしい魅力が詰まった寿司をご紹介します。
寿司の奥深い世界をぜひご堪能ください!
目次
変化し続ける新世界で昭和時代からの伝統を守り続けている店
一皿3貫でいろいろ楽しめる握り寿司
大阪のシンボル 通天閣がそびえる新世界は、今や外国人も多く訪れる観光地。明るい雰囲気のカフェなども登場し、テーマパークのようです。しかし、昔と変わらない姿で営業を続けている店も存在します。大興寿司 本店もその一つです。
寿司店が多いこの界隈で、開店前から行列のできる有名店。同店の握り寿司は約40種類が揃う通年メニューにその日のおすすめが加わり、約50種類のネタを楽しめます。しかも、一皿に3貫が盛られて150円からと目を疑うような価格設定。それでいて味も抜群で、次から次へと注文したくなります。
「当店の握り寿司は、昔のままの価格で出しています。値上げしないようにしているのは、利益ばかり考えていないからです。そして、魚の買い方など仕入れに工夫しているから、できる面もありますね」と三代目の店主、鈴木さん。
「当店の握り寿司は、昔のままの価格で出しています。値上げしないようにしているのは、利益ばかり考えていないからです。そして、魚の買い方など仕入れに工夫しているから、できる面もありますね」と三代目の店主、鈴木さん。
仕入れについては、大きなマグロも切り分けた柵(さく)ではなく、丸ごと一匹を買って、店内で職人さんが解体するとか。たくさん仕入れるから値段を抑えられます。また、その日に仕入れた鮮魚は、その日のうちに使い切るのも、良いものを出す店の方針です。シャリも昔ながらの味を大事にしており、関西らしい少し甘めの味が特徴。
「昔からの米の配合をほぼ変えていません。新潟産のコシヒカリを始めとする4種類の銘柄をブレンドして使っています。口に入れるとスッとほどける、理想的なシャリです」と鈴木さん。
メニューを注文する際は、テーブル上の白い紙に書いてお店の人に渡す効率的な方式を採用。
「昔からの米の配合をほぼ変えていません。新潟産のコシヒカリを始めとする4種類の銘柄をブレンドして使っています。口に入れるとスッとほどける、理想的なシャリです」と鈴木さん。
メニューを注文する際は、テーブル上の白い紙に書いてお店の人に渡す効率的な方式を採用。
おすすめが多い同店ですが、人気メニューの一つが「はまち」(300円)です。特に関西では好む人が多いので、脂がほどよく乗った安定した味のはまちを常に出しています。また、「まぐろ」(150円)はキハダマグロの赤身を使っており、あっさりとした美味しさを味わえます。キハダマグロ以外に、その日のおすすめで、本マグロの握り寿司や鉄火巻きがメニューに加わることもあります。秋から冬にかけての季節が旬の「かき」(300円)については、長い期間、楽しめるように、夏場も岩ガキで提供しているとか。
その他、お寿司以外の一品料理も、お酒のアテ、お造り、煮物、焼き物とバラエティ豊かです。同じジャンジャン横丁に店を構える系列店、「大興寿司 南店」では取扱っていない茶碗蒸しも食べたいメニュー。アナゴ、エビ、ゲソ、など7種類の具が入っていて、食べ応えがあります。
入口側から見ると、長いカウンターがまず目に入る店内ですが、奥にテーブル席も用意されています。一人でも入りやすい店なので、ソロ寿司デビューにも使えます。
入口側から見ると、長いカウンターがまず目に入る店内ですが、奥にテーブル席も用意されています。一人でも入りやすい店なので、ソロ寿司デビューにも使えます。
★マニアさんのおすすめポイント★
観光客も多い天王寺「ジャンジャン横丁」内にある活気が絶えない名店。まぐろ3貫150円、さば3貫150円...など、珍しい1皿3貫提供でなんと言っても「安くて旨い」大阪寿司らしさ全開な感じが最高です!卓上の煮切り醤油を自ら刷毛で塗るスタイルなのも面白い。国内外、老若男女問わず多くの人々に愛されている行列のできる人気店です。
観光客も多い天王寺「ジャンジャン横丁」内にある活気が絶えない名店。まぐろ3貫150円、さば3貫150円...など、珍しい1皿3貫提供でなんと言っても「安くて旨い」大阪寿司らしさ全開な感じが最高です!卓上の煮切り醤油を自ら刷毛で塗るスタイルなのも面白い。国内外、老若男女問わず多くの人々に愛されている行列のできる人気店です。
[sushi_01]店舗情報
地域で長く親しまれてきたお店がリニューアルして新展開
新旧の良さを取り入れた握り寿司と空間作り
キタやミナミといった中心地から離れる分、駅周辺に飲食店や家電量販店が集まり、生活圏として便利な北巽駅の周辺。そこから歩くこと十数分、勝山通り沿いの大池橋交差点近くにお店を構えています。
「現在、父と私の二人で店に立っています。店を継ぐために、何軒かの和食店や寿司店で修業をして戻ってきたのですが、少し前から私のアイデアで店の方針を少し変えました。これまでの手頃な価格帯のお寿司に加えて、高級感を楽しめるおまかせのコースなどをメニューに加えたのです。お客様方からそのような要望があり、自分自身の成長にもつながると思いました」と店主の馬場さん。
「現在、父と私の二人で店に立っています。店を継ぐために、何軒かの和食店や寿司店で修業をして戻ってきたのですが、少し前から私のアイデアで店の方針を少し変えました。これまでの手頃な価格帯のお寿司に加えて、高級感を楽しめるおまかせのコースなどをメニューに加えたのです。お客様方からそのような要望があり、自分自身の成長にもつながると思いました」と店主の馬場さん。
約50年前のオープン時にお父様が目指したのが、今でいう町寿司で、好きなものを好きなだけアラカルトで注文して気軽に食べられる大衆的なお店でした。その良い面を残しながら、より幅広いニーズに応えられるお店を思い描いたとか。そして、2024年3月には店自体を工事してリニューアル。
カウンターの雰囲気を一新するなどして、洗練された雰囲気を出しつつ、元からあったショーケースなどは残して、父と息子、双方の持ち味を融合させた空間が完成しました。
以前にも増して魅力的になった同店を訪れた際に、ぜひ食べてほしいのが「鰻」です。
以前にも増して魅力的になった同店を訪れた際に、ぜひ食べてほしいのが「鰻」です。
「昔は『関東のアナゴに対して関西はウナギ』といわれ、特に関西で好まれたネタで、当店では創業当時から圧倒的な人気を誇るメニューです。パリパリに炙って熱々でお出ししています」と馬場さん。ウナギはタレ焼き以外に白焼きも人気です。
また、インドマグロで提供されるマグロの各メニューも評判。濃厚な味わいの「大トロ」が絶品です。
白身のふくよかな味を味わえる「金目鯛」はすだち塩やポン酢など、シンプルな味付けでネタの美味しさを引き立てています。
白身のふくよかな味を味わえる「金目鯛」はすだち塩やポン酢など、シンプルな味付けでネタの美味しさを引き立てています。
「煮蛤」は旨味の強い貝を、まろやかでコクのある甘ダレでいただけます。
同店の握り寿司はどれもあらかじめ煮切り醤油や塩で味がついており、そのまま食べられます。他にも味のしっかりした「小肌」や濃厚な甘味が口に広がる「赤貝」など印象に残るメニュー揃いです。
そして、リニューアルに伴い2024年からメニューに加わった「おまかせコース」は記念日のお祝いなどにも使える特別感のあるコース。旬の味覚を取り揃えて握る握り寿司と、煮物やお造りなどの一品料理が次々に出されて、お値段以上の値打ちを感じるかもしれません。
お店は入り口近くから奥にかけてカウンター席が伸び、掘ごたつ式の座敷席も用意されています。座敷は個室としても利用できるので、ゆっくり落ち着いて食事をしたいときはそちらを利用してみてはいかがでしょう。
お店は入り口近くから奥にかけてカウンター席が伸び、掘ごたつ式の座敷席も用意されています。座敷は個室としても利用できるので、ゆっくり落ち着いて食事をしたいときはそちらを利用してみてはいかがでしょう。
★マニアさんのおすすめポイント★
大阪市生野区の大通り沿いにある、親子二代で営む町寿司。大阪桐蔭高校野球部出身の気さくな2代目大将と初代大将の親父さんが二人三脚でカウンターに立ちます。注文はおまかせでもおこのみも可能ですが、おすすめはおまかせ。つまみも握りもボリューム満点で、新鮮なネタと甘めの白酢シャリによる関西スタイルの寿司を楽しめます。イチオシは人気メニューの「鯨さえずりの煮込み」や「うなぎの握り」。温かい接客も素晴らしく、「ただいま」とまた帰ってきたくなるような、常連客に愛される人情派の名店です。
大阪市生野区の大通り沿いにある、親子二代で営む町寿司。大阪桐蔭高校野球部出身の気さくな2代目大将と初代大将の親父さんが二人三脚でカウンターに立ちます。注文はおまかせでもおこのみも可能ですが、おすすめはおまかせ。つまみも握りもボリューム満点で、新鮮なネタと甘めの白酢シャリによる関西スタイルの寿司を楽しめます。イチオシは人気メニューの「鯨さえずりの煮込み」や「うなぎの握り」。温かい接客も素晴らしく、「ただいま」とまた帰ってきたくなるような、常連客に愛される人情派の名店です。
[sushi_02]店舗情報
堀江のお洒落な空間で多彩な内容の江戸前寿司コースを楽しめる
独学で自分の寿司を極めた店主の心意気
大阪きってのお洒落な街に位置しており、ガラス張りの外観が目立つこれまたハイセンスな店構えです。そして、名前も不思議なムードが漂う「スシコーヒー」はオープンして3年足らずにもかかわらず、予約殺到の人気店に成長したお店。
店主の斉藤さんは独学で寿司の技術を身につけたというから驚きです。
「店をオープンする前はカフェで働いていたのですが、そこが閉店することになり、昔から好きだった寿司店で独立しようと思いました。カフェが閉店してから働いていなかったこともあり、時間すべてを使う勢いで、魚を買っては寿司を試作してという日々を送り、自分の味が完成しました」と斉藤さん。
前職を離れて、数カ月後の2022年8月にオープン。コロナ禍にもかかわらずお客様が来られる順調なスタートをきったそうです。
同店のお寿司の特徴は、赤酢をシャリに使う江戸前寿司であること。
「店をオープンする前はカフェで働いていたのですが、そこが閉店することになり、昔から好きだった寿司店で独立しようと思いました。カフェが閉店してから働いていなかったこともあり、時間すべてを使う勢いで、魚を買っては寿司を試作してという日々を送り、自分の味が完成しました」と斉藤さん。
前職を離れて、数カ月後の2022年8月にオープン。コロナ禍にもかかわらずお客様が来られる順調なスタートをきったそうです。
同店のお寿司の特徴は、赤酢をシャリに使う江戸前寿司であること。
「元々、江戸前寿司が大好きで、赤酢の味にもこだわっています。香りと風味に優れたキサイチ醸造の製品をはじめとした3種類の赤酢をブレンドして、さらに米酢も加えています」とのこと。砂糖は使っておらず、赤酢のコクと酸味がバランスよく調和したシャリです。
メニューは一番いいタイミング、順番でお寿司や他のメニューが出される「おまかせコース」(7,260円)のみ。最初におつまみ2品とお造り、焼き物が出され、次に名物の「〆鯖サンド」、茶碗蒸し、旬の魚を中心とした10貫の握り寿司、汁物、デザート、飲み物のコーヒーという構成です。
固めのシャリとの相性を考えて、握り寿司に使う魚は冷蔵庫で寝かせるなどして少しやわらかい食感に仕上げるのが特徴。昆布の風味をつけた金目鯛や観音開きにした美しい海老、すり鉢でペースト状にした薬味を挟むイワシなど手間をかけた美味しさです。
固めのシャリとの相性を考えて、握り寿司に使う魚は冷蔵庫で寝かせるなどして少しやわらかい食感に仕上げるのが特徴。昆布の風味をつけた金目鯛や観音開きにした美しい海老、すり鉢でペースト状にした薬味を挟むイワシなど手間をかけた美味しさです。
また、〆鯖サンドは、トーストしたパンにシメサバやたくあんのタルタルマヨネーズ和えを挟んでいます。海苔で巻くのが寿司店ならでは。
そして、店名にもなっているコーヒーは、ハンドドリップで入れるブレンドコーヒーをはじめ、カフェラテやエスプレッソなどが注文可能。お寿司とコーヒーという組み合わせは意外ですが、「自分が好きなものを集めたらこうなった」と語る斉藤さんがたどり着いた形だそう。多彩なお寿司を食べた後、心地よいカフェタイムで締めくくりです。
人気の高い同店は完全予約制で、現在は予約サイトTableCheckを通して予約可能。2ヶ月ごとに予約の開始日を設けていて、毎回、偶数月の20日の昼12時に、翌月の1日から2か月分の席の予約を開放しています。
★マニアさんのおすすめポイント★
店名の通り、おまかせの寿司をいただいた後に締めでコーヒーが出てくるユニークなお店です。カフェのような店内で、アロハシャツを着た金髪の夫婦が二人三脚で営む寿司店らしからぬ雰囲気が特徴的。名物は焼きたてのパンにシメサバと自家製タルタルソースなどを挟んだ「〆鯖サンド」!赤酢のシャリで握る寿司は、見た目も味わいも客単価数万円の高級寿司店レベルといっても過言ではないくらいハイクオリティです。なのにおまかせは7,260円で他店と比べるとコストパフォーマンスも圧巻。偶数月の20日にネット予約が解禁されますので、要チェックです。
店名の通り、おまかせの寿司をいただいた後に締めでコーヒーが出てくるユニークなお店です。カフェのような店内で、アロハシャツを着た金髪の夫婦が二人三脚で営む寿司店らしからぬ雰囲気が特徴的。名物は焼きたてのパンにシメサバと自家製タルタルソースなどを挟んだ「〆鯖サンド」!赤酢のシャリで握る寿司は、見た目も味わいも客単価数万円の高級寿司店レベルといっても過言ではないくらいハイクオリティです。なのにおまかせは7,260円で他店と比べるとコストパフォーマンスも圧巻。偶数月の20日にネット予約が解禁されますので、要チェックです。
[sushi_03]店舗情報
大阪名物のあの寿司も考案!30年の時を経て復活した名店
代々受け継いできた門外不出のシャリ
活気に満ちた天神橋筋商店街から少し東側に入る大阪天満宮付近は、店が連なる商店街に比べてゆったりした空気が流れています。その一角に佇む同店はバッテラの発祥のお店としても知られており、当然、握り寿司も極上の味です。
「お寿司といえばまずネタに注目する方も多いと思いますが、その店でしか作れないシャリが大事。当店はシャリを特に重視しています」と女将の石川さん。
お店は店主を務めるご主人と一緒にご夫婦で経営。女将の石川さんは子ども時代から3代目を務めたおじいさんが作るシャリを食べて育ち、その味を再現したかったそう。甘さを控えたシャリを使う寿司店も増えた昨今ですが、粒のしっかりした米を使い、関西らしい甘めの味に仕上げるのがこだわりです。
お店は店主を務めるご主人と一緒にご夫婦で経営。女将の石川さんは子ども時代から3代目を務めたおじいさんが作るシャリを食べて育ち、その味を再現したかったそう。甘さを控えたシャリを使う寿司店も増えた昨今ですが、粒のしっかりした米を使い、関西らしい甘めの味に仕上げるのがこだわりです。
そして、寿司を握る店主の石川さんは船場の名店・吉野寿司出身。毎日、自ら中央市場に出向き、魚の仕入れをします。休みの日も仕込みの作業を欠かさず、4代目として腕を振るっています。
握り寿司は常時、16種類ほど用意。単品での注文以外に、贅沢な気分を味わえる「おまかせコース」も人気です。先付け、季節の小鉢が2品、お造り、握り寿司が8貫、バッテラが2貫、赤だしといった内容で、握り寿司の種類はその時々で変わりますが、代表的なネタとしてコハダや大トロ、白エビなどが登場します。
「振り塩の時間を短めにして、甘めの酢で締めるコハダは、いわゆるしまった味というより、鮮度の良さを活かしたフレッシュな味わいです。お客様に締め加減をよく知ってもらえるように、握りの他にシャリなしで尻尾の部分もお出ししています。また、脂がのった大トロは、味付けの煮切り醤油が流れないようにダイス状の切り目を入れています」と店主の石川さん。丁寧な仕事が生み出す美味しさに感動を覚えます。
そして、同店の名を知らしめたバッテラは、遡ること明治時代に初代の店主が考案したそうです。当時は大量に採れたコノシロが材料でしたが、現在はサバを使用。舟形をした木型にシャリとサバを入れて押し、昆布をかぶせて仕上げます。夏と冬で異なるサバの脂の状態に合わせて塩加減を調整するので、肉厚ながらさっぱりとした美味しさを楽しめる看板商品です。
格調高い雰囲気の店内は、カウンターのみ6席。一度、閉店したお店を再オープンするにあたり、全体をリニューアルしたそうですが、何十年も前に使われていた燗の道具が飾られているなど、老舗の重みも感じさせてくれます。
★マニアさんのおすすめポイント★
「バッテラ寿司発祥の店」として名高い南森町エリアの老舗名店。鯖のバッテラや鯵の棒寿司もオススメですが、握りも美味しいです。くちどけが良く、甘酸っぱい関西風のシャリと、マグロやコハダなど王道のネタとの相性は最高。歴史あるお店ですが、ベテランの大将は気さくで話も面白いので楽しんでお食事ができる点も嬉しいです。
「バッテラ寿司発祥の店」として名高い南森町エリアの老舗名店。鯖のバッテラや鯵の棒寿司もオススメですが、握りも美味しいです。くちどけが良く、甘酸っぱい関西風のシャリと、マグロやコハダなど王道のネタとの相性は最高。歴史あるお店ですが、ベテランの大将は気さくで話も面白いので楽しんでお食事ができる点も嬉しいです。
[sushi_04]店舗情報
時代が変わっても変わらない迫力サイズのネタが夢のような嬉しさ
美味しく、楽しく、そして親切なお店!
気軽に入れる大衆店から高級路線まで、大小さまざまな店が顔を覗かせ、寿司店の激戦区ともいえる天神橋筋商店街付近。なかでも同店は有名処です。
行ったことはなくても、店名を耳にしたことがある人は多いと思います。
「創業当時、この近くに大学があり、創業者の前社長が『学生の人たちにお腹いっぱい食べてもらえるお店を作りたい』と思いを込めて、店をスタートさせたと聞きました」と職人さんが説明してくれました。
同店の握り寿司は豪快な大きさのネタで提供されます。また、シャリは醤油の味や魚の旨味によく合う、甘めの味が特徴です。
「創業当時、この近くに大学があり、創業者の前社長が『学生の人たちにお腹いっぱい食べてもらえるお店を作りたい』と思いを込めて、店をスタートさせたと聞きました」と職人さんが説明してくれました。
同店の握り寿司は豪快な大きさのネタで提供されます。また、シャリは醤油の味や魚の旨味によく合う、甘めの味が特徴です。
そして、「いろんな種類を味わってもらえるように」と大きなネタに対して、シャリはやや小ぶりに握るのがお店の方針です。
握り寿司の種類は約50種類、どれも美味ですが、イチオシの目玉商品といえるのが、「上うなぎ」(605円)です。
握り寿司の種類は約50種類、どれも美味ですが、イチオシの目玉商品といえるのが、「上うなぎ」(605円)です。
脂がのったウナギの握りで、注文を受けてから、強い火で炙って熱々の状態で出してくれます。ある程度大きい魚体のものを選んで仕入れをするという「鯛」(440円)はしっかりした旨味があり、食べ応えがあります。
そして、女性や外国人に特に人気の「サーモン」(440円)は脂のまろやかな旨味を堪能できる美味しさ。一人で10皿も注文するお客様もいたとか。
スピードを大事にしているお店で、握り寿司はすぐに出てくるけれど、どのメニューも「炙りで食べたい」といった注文にも気軽に応えてくれます。
また、お寿司と一緒に食べたい一品料理も充実していて、大きなタイの頭を半分使うボリューミィなタイのアラ煮は、ネットに載せる人も多い映えメニュー。同じくアサリが山のように入るアサリの赤出汁も、押さえたいメニューです。
常に行列ができる同店ですが、たくさんの人に愛されている理由は、美味しさはもちろん、職人さんたちの明るい接客にもあります。
また、お寿司と一緒に食べたい一品料理も充実していて、大きなタイの頭を半分使うボリューミィなタイのアラ煮は、ネットに載せる人も多い映えメニュー。同じくアサリが山のように入るアサリの赤出汁も、押さえたいメニューです。
常に行列ができる同店ですが、たくさんの人に愛されている理由は、美味しさはもちろん、職人さんたちの明るい接客にもあります。
「創業者の前社長は『お客様は友達だ!』と笑いながらよく言ったそうです。ですから、今もお客様とのコミュニケーションを大事にしています。ときには冗談も交えながら和気あいあいと会話をするので、くつろいでもらえると思いますよ」と職人さん。
楽しいムードづくりに余念がないのは、外で待つ人たちへの応対にも表れています。入店後、なるべく早くお寿司を食べられるように、並んでいる間にメニューを選ぶシステムを導入。その際、呼び出し用に渡す札には動物の名前が書かれており、順番が来ると「キリンさん、どうぞ」という具合に声を掛けてくれます。遊び心もたっぷり!
楽しいムードづくりに余念がないのは、外で待つ人たちへの応対にも表れています。入店後、なるべく早くお寿司を食べられるように、並んでいる間にメニューを選ぶシステムを導入。その際、呼び出し用に渡す札には動物の名前が書かれており、順番が来ると「キリンさん、どうぞ」という具合に声を掛けてくれます。遊び心もたっぷり!
★マニアさんのおすすめポイント★
天満エリアの大人気町寿司と言えばココ。いつも店外まで行列ができており、地元客にも観光客にも愛されています。目の前に広がるネタケースには新鮮なネタがずらりと並び、好きなネタを好きなだけ注文できるおこのみスタイル。人気ネタの「うなぎ」など、どのネタも切り付けがかなり大きく食べ応え抜群の美味しさを味わえます。
天満エリアの大人気町寿司と言えばココ。いつも店外まで行列ができており、地元客にも観光客にも愛されています。目の前に広がるネタケースには新鮮なネタがずらりと並び、好きなネタを好きなだけ注文できるおこのみスタイル。人気ネタの「うなぎ」など、どのネタも切り付けがかなり大きく食べ応え抜群の美味しさを味わえます。
[sushi_05]店舗情報
【編集後記】
大衆的な町寿司から格式高いお店まで、大阪の街にはさまざまな寿司店が存在します。二代目三代目が店主を務める老舗店も多く、伝統を守りながら時代に合った要素を取り入れるなど、今なお発展し続ける姿が人々の舌と心を掴んでいます。それは、近年登場した新しいお店においても同様で、工夫して店のカラーを出していると感じました。大阪は酢飯を木枠に入れて作る箱寿司が発展した街ですが、自由な姿勢で向き合う握り寿司についても、その多面的な魅力から目が離せません。
大衆的な町寿司から格式高いお店まで、大阪の街にはさまざまな寿司店が存在します。二代目三代目が店主を務める老舗店も多く、伝統を守りながら時代に合った要素を取り入れるなど、今なお発展し続ける姿が人々の舌と心を掴んでいます。それは、近年登場した新しいお店においても同様で、工夫して店のカラーを出していると感じました。大阪は酢飯を木枠に入れて作る箱寿司が発展した街ですが、自由な姿勢で向き合う握り寿司についても、その多面的な魅力から目が離せません。
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大興寿司 本店
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大池橋 松寿司
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スシコーヒー
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寿司常
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春駒 本店
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すし藤田
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立鮨 越中屋
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すし寛
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寿司処 まえ田
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寿司一
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元祖ぶっち切り寿司 魚心 本店
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寿司処 多もん
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喜多郎寿し なんば店
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