文学碑マニアの
スポット

梶井基次郎文学碑

本町駅

大正末期から昭和初期にかけて作品を発表した小説家。若くして肺結核を患い、31歳で短い生涯を閉じますが、遺した作品は珠玉の名品と評価され、井伏鱒二や川端康成、三島由紀夫などをはじめとする、名だたる作家たちからも賞讃を受けています。代表作は、しばしば日本の短編小説の最高傑作とも呼ばれる『檸檬』で、文学碑に刻まれた一節からも、作品にあふれる、色鮮やかでみずみずしい感性を感じることができるのでは。なお、生まれは現・西区土佐堀3丁目で、文学碑は靭公園の一角にあります。酒井さんによると、靭公園は、戦後の占領軍の飛行場だったところで、東西に細長い形をしているのは、その名残なのだそうです。