自由な発想で作る一点モノ​ オオサカ手芸マニア 自由な発想で作る一点モノ​ オオサカ手芸マニア

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公開日2026.02.10

紹介してくれるマニアさん

ハンドメイド作家 小春さん

コロナ禍に、マスク作りの動画を配信したことをきっかけにハンドメイド作家に。作りやすさと、わかりやすい説明で人気を博し、『あっと驚く!魔法のこもの作り』と『家庭用ミシンでかんたん革命ソーイング』(いずれもブティック社刊)の2冊の著書は、日本はもちろん海外でも好評発売中。

手芸から広がるぬくもりの輪

もともと母がオーダー服を作る仕事をしていたこともあり、私にとってモノ作りは、小さな頃から身近な存在でした。そんな私が、手芸を趣味として本格的に楽しむようになったのは、子どもの入園グッズを手作りしたことがきっかけ。思いのほか喜んでくれた姿を見て、「手作りっていいものだな」と、改めて感じました。
それからハンドメイド作家として活動するに至り、現在は、布製のバッグやポーチなどの作品を作る工程をYouTubeで配信しています。また、手芸好きの方が集うオンラインサロンも運営しており、ときにリアルでメンバーが集い、作品作りと手芸店めぐりを楽しんだりもしています。

手芸に集中している時間が楽しい!

手作りの贈り物は、やはり気持ちが伝わるものだと思います。そして作り手側にとっても、手芸の世界にどっぷりはまって何かを作っている時間というのは、とても楽しく、心が満たされるものです。この記事をきっかけに、手芸好きの方はもちろん、手芸初心者の方にも、手芸に興味を持っていただけたら嬉しいですね。
ところで、これは私から手芸初心者のみなさんへのアドバイスなのですが、手芸初心者さんほど、完璧を求めようとする方が多いように感じています。少しくらい縫い目が曲がっていても、ほとんどの場合、作品は問題なく仕上がりますので、まずは「作品を完成させた!」という達成感を味わってもらえたらと思います。

初心者からベテランまで、夢中になれる魅力をチェック!

今回ご紹介する13店は、「なんでもそろう総合手芸店」と、「毛糸やリボンなどの特定のジャンルに特化した専門店」をバランスよく取り入れることを意識して選びました。初心者さんもベテランさんも楽しんでいただけるラインナップになっているので、気になるお店をぜひ訪れて、手芸の魅力に触れてみてください!
※2026年2月10日時点の情報です。
目次

トレンドも満載!創業100年以上の歴史を持つ大型手芸店

手芸ファンの心をキャッチする、国内外の選りすぐりが続々!

小春さんが「大阪で一番よく訪れる手芸店」として紹介してくれたのが、創業100年以上の歴史を持つ手芸用品の卸問屋。輸出入業も展開していることから、1階~5階までの5フロアからなる店内には、日本の商品に加え、海外の選りすぐりの商品もさまざまに目にすることができます。
入店前に必要な物のみを専用透明バッグへ移し、その他の荷物は店外ロッカーに預けてから入店する。
同店では、受付で会員登録(要会員カード発行手数料100円。年会費・更新料は無料)をすると、店内の商品を卸売価格で購入することができます。
「豊富な品ぞろえ」「卸売価格」だけでも十分に魅力的ですが、同店は「常に時代に合わせたアイテムを展開している」ところも、手芸ファンの心をつかんで離さない理由に。お客さまからのリクエストはもちろん、若いスタッフの声も積極的に取り入れ、しかも同店でしか入手できないオリジナル商品も次々と開発しています。

それでは、実際に入店の準備を済ませて、館内をめぐってみましょう。
まずは最上階の5階「トールペイント・クラフト・催事会場のフロア」から。こちらのフロアで取り扱うのはアクリル絵の具や染料、和手芸、レジン関連の商品など。さらに近頃、小物作りやバッグ作りに使う人が増えている「畳へりテープ」や「手芸用PPバンド」のコーナーも設置されています。
中でも注目は、同店のオリジナル商品が充実する「つまみ細工」(正方形に小さく切った布をつまんで折りたたみ、花や鳥などをモチーフにした作品を作る日本の伝統工芸)のコーナー。布と部品をセットにした手軽なキットも種類豊富に並んでいます。
かんざしやパッチンどめ、ネックレスなどのキットを販売。
4階は「生地・パッチワーク用品のフロア」で、国内外のさまざまな生地が、フロアを埋めつくすように並んでいます。パッチワークに必要な道具類も、国内外の人気ブランドのアイテムをそろえています。
ちりめんの生地もあり、海外からのお客さまに大人気。
3階は「バッグ用品・刺しゅう・編み物のフロア」。中でも刺しゅう糸は、「コスモ」「オリムパス」「DMC」の3ブランドの25番刺しゅう糸(6本の細い糸をより合わせて1本にした糸)を、全色そろえているという充実ぶりです。
このフロアで、手芸マニアのみなさんにぜひご紹介したいのがテープ(かばんテープなどとも呼ばれる)のコーナー。写真の棚に加え、なんとその奥にもテープ専用の棚があります。豊富な色味をそろえているのはもちろん、素材や幅が違うものや、ロゴが入っているものなどさまざま。スタッフによると、「お客さまのリクエストに合わせてオリジナル商品を増やしていったところ、今のようなラインナップになった」ということです。
テープの棚近くには、多彩なコード(ひも)をそろえたコーナーもあるので、こちらも要チェック。
2階の「服飾用品のフロア」では、針や糸などの裁縫用品や、アップリケなどを販売。ちなみにこちらの階は、スタッフから「便利グッズのフロア」とも呼ばれており、ミシンで縫い合わせた縫い目をスムーズに裁断できる、便利な糸切りカッターなども販売しています。
この階の注目はファスナー。写真に写っている引き出しすべてに販売用のファスナーが収納されているだけでも驚きですが、さらに、おすすめのファスナーをピックアップした特設コーナーもあります。
同店オリジナルのファスナーも豊富で、模様がプリントされたファスナーや、スライダーの引手がかわいいファスナーなど、見ているだけでワクワク!また、スプリングカラーやオータムカラーなど、季節に合わせた色味のファスナーも展開しています。
全国でもトップクラスの品ぞろえ。「止水ファスナー」や「両開きファスナー」など、特徴に合わせて分類されている。
同店オリジナルのファスナーの一部。なお、ファスナーは5本入りや10本入りを1単位として販売。
お店の玄関口である1階は「ビーズ・リボン・アクセサリーパーツのフロア」。推し活グッズとして話題の、1本のモールで作る「モールドール」も、このフロアで販売しています。
この階の注目は「ビーズ刺繍」。ビーズ刺繍とは、ぬり絵で色をぬるように、ビーズを1粒1粒、フェルトに描かれた図案に合わせて縫いつけていくというものです。出来上がった作品はブローチにしたりワッペンにしたり…お好みのアレンジを楽しんでみてください。
写真のキュートな図案は同店のオリジナル。ビーズや糸がセットになった手軽なキットもある。
★マニアさんのおすすめポイント★
本館から歩いて5分ほどの船場センタービル2号館1階に、輸入生地をメインに扱う別館があります。他店ではなかなかお目にかかれない、デザイン性の高い生地が充実しているので、ぜひみなさんにも足を運んでいただきたいです!
[handicraft_01]店舗情報

“毛糸の博物館”を思わせる圧巻の風景。手軽なキットにも注目

見本が創作意欲を刺激!ワンポイントアドバイスも好評

近頃若い世代を中心に、熱いブームが巻き起こっている編み物。そんなトレンドの影響で、注目度がアップしているこちらは、1928年創業で現在は3代目が店主を務める毛糸専門店。お店に入ると、店内の壁を埋め尽くすように色とりどりの毛糸が陳列された、まさに“毛糸の博物館”のような圧巻の風景が広がります。
「これだけの種類の毛糸をそろえているお店は、全国的にもめずらしいのではないかと思います」と店主。靴下専用の毛糸など、オリジナル商品も販売する。
日本と海外の選りすぐりの毛糸を取り扱っているという同店。特に日本の「パピー」と「NORO(野呂英作)」の2つのブランドの商品は、全商品全色をそろえています。
店内にたくさんの見本を展示するのも、同店のファンにはおなじみの光景。見本を目にすることで、編み上がりのイメージが把握できるとともに、「見本のような素敵な作品を作ってみたい!」という、創作意欲も湧いてきます。
季節に合わせて見本をチェンジ。春先にお目見えする華やかなアイテムも楽しみ。
店主にこの冬おすすめの毛糸を伺ったところ、ご紹介いただいたのが写真の毛糸。空気を含んだような、ふわふわ感が魅力的ですが、実はこの1玉が、1本のマフラーを作るのにちょうどいい分量になっているのだそうです。
スペインのブランドの毛糸で、6色のカラーバリエーションがある。
1玉を使い切って編んだのがこちらのマフラー。1玉使い切りでできるという手軽さはもちろん、見ためも手触りもファーそのものの仕上がりにも大満足です!
1玉使い切りでマフラーが編める毛糸は、このほかのシリーズもそろえているので、興味のある方はスタッフにお声がけを。
小春さんが挙げる同店のおすすめポイントが、種類豊富なキット類。あらかじめ、レシピと必要な分量の毛糸がセットになっているので、レシピ選びや毛糸探しの必要なく、すぐに編み始めることができます。
取材の日にお店に並んでいたのは、写真のニット帽+アームカバーのキットや、セーターのキットなど。なお同店ではキットによっては、毛糸を他の色にチェンジすることができ、より自分好みの作品に仕上げたい人に喜ばれているそうです。
全商品全色をそろえる「NORO(野呂英作)」の毛糸を用いたキット。天然素材にこだわるNOROの毛糸は、品質のよさと独特の色使いが特徴で、海外のお客さまにも人気があるのだそう。
創業から長きにわたり愛され続ける同店。その理由は充実の品ぞろえだけではありません。
実は同店では、お店の商品を購入して作っている作品であれば、編み物に詳しいスタッフにいつでも店内でのワンポイントアドバイスをお願いできるそう。「編んでいる途中の作品を持ち込んで相談に来られるのも大歓迎」とのことなので、編み物初心者も安心して作品作りにチャレンジすることができます。
「お客さまとのコミュニケーションを大切にしています」と店主。長きにわたり編み物ファンから厚い信頼を得ていることにも納得。
★マニアさんのおすすめポイント★
めずらしい毛糸がたくさんあるので、店内をまわっているだけでも楽しいです。編み物初心者の方は、手軽なキットから挑戦するのもおすすめです。
[handicraft_02]店舗情報

インド刺繍リボンの圧倒的な品ぞろえに心躍る店

「全色買い付け」がこだわり。推しグッズや着物へのアレンジも

同店の店主を務めるのは、船場エリアの手芸店情報を発信するWEBサイト「船場マップ」(https://senbamap.com/)の運営者。読者から「船場エリアで刺繍リボンが買えるお店を探している」との声があり、ならば自分で専門店を作ろうと、2022年にこのお店をオープンしたのだそうです。
船場センタービルの一角にある同店に伺うと、色とりどりの刺繍リボンが壁いっぱいに並ぶ光景が!手芸好き・刺繍リボン好きでなくとも、思わず足を止めてしまうほどの愛らしさです。
衣料品店や繊維卸問屋などが軒を連ねる船場センタービルの、3号館北通り1階にある。
美しく手の込んだ刺繍を施した刺繍リボン。同店では主にインド製の刺繍リボンを販売しています。
インド製の刺繍リボンは、幅が2㎝程度のものがあれば、7㎝以上の幅広いものもあり、柄もエレガントなものからナチュラルなものまで、さまざまにあります。
「手芸は初心者だけど、一目惚れしたリボンでなにかを作ってみたいと、購入されるお客さまも多いです」と店主。また小春さんも、「店名の通り、このお店に来ると心が躍ってしまいます」と店の魅力にハマっているご様子。
アイテム数はざっと3000点以上!多彩なテイストのリボンが並んでおり、目移りすること必至!
刺繍リボンを仕入れるときのこだわりは、「カラーバリエーションのある商品は全色買い付けること」と店主。実は店主自身も手芸が大好きで、「リボンに合わせて作品を作るのではなく、作品に合わせてリボンを選んでいただけるようにしたい」という、手芸好きならではの思いをこめてのセレクトなのだそうです。
リボンは50㎝単位で販売。動物やきのこをモチーフにした、日本ではあまり見かけないユニークな柄も。
刺繍リボンの活用法をうかがうと、無地の何気ないきんちゃくやバッグにアクセントとして縫いつけるだけでも、ぐっと素敵度がアップするとのこと。また「全色仕入れる」同店だけにカラーバリエーションが多く、刺繍リボンを推し活グッズに活用する人も多いそうです。
さらに、エキゾチックな柄の刺繍リボンは意外にも着物との相性もよく、刺繍リボンを半衿や重ね衿、帯締めに利用するというお客さまも。
店内には刺繍リボンを使ったさまざまなアレンジ例がディスプレイされており、店主をはじめとするスタッフも、お客さまからの相談に気軽に応じてくれます。
同店の商品を利用してスタッフが制作した子ども用のバレエ衣装。そのほかバッグや着物などへのアレンジ例も展示されているので、作品作りの参考に。
同店では週1のペースでワークショップ(予約制)を開催しており、お好きな刺繍リボンを選んでタグやリボン、カチューシャなどを制作することができます。詳細はインスタグラム(https://www.instagram.com/senbamaps/)やホームページで告知しているので、興味がある方はこちらもぜひチェックしてみてください。
手芸初心者の方も大歓迎。お気に入りの刺繍リボンを使った、自分だけのアイテム作りを!
★マニアさんのおすすめポイント★
圧倒的な品ぞろえで、柄もカラーバリエーションも豊富。刺繍リボンが必要なときに、必ず訪れるお店です。
[handicraft_03]店舗情報

関西の布好き御用達!日本最大級のファブリック専門店

独自買い付けの海外の布地も豊富。オーダーカーテンも好評

1950年に服地屋として創業した、名古屋に本店がある日本最大級のファブリック(布地や織物のこと)専門店。関西で唯一の江坂店も、関西の手芸好き・布好きの間では知られた存在で、小春さんが「1日ではすべての布地をチェックしきれない」と話すほど、とにかく布地が種類豊富に並んでいます。
江坂店は1993年にオープン。なお、名古屋にある本店は、東京駅発のバスツアーが開催されたこともあるのだそう!
江坂店は1階から5階までの5つのフロアがあり、1階から4階までが布地のフロアになっています。
布地は国内メーカーの布地のほか、独自で買い付けた海外の布地も豊富。また、お客さまのニーズに合わせて開発した、オリジナルの布地も並んでおり、初心者からセミプロまで、連日たくさんの手芸ファンが訪れます。

まず、同店のメインともいえる1階は、コットン布地が中心のフロアで、綿プリントやキルティングのほか、麻や綿麻の布地などを販売しています。これから春にかけては、入園・入学グッズを手作りするために訪れるお客さまも多く、春満載のディスプレイにも、心がほっこりなごみます。
人気キャラクターのプリント布地も種類豊富にラインナップ。
続く2階は婦人服地のフロアで、服作りに欠かせない裏地や芯地(衣服にハリを持たせ、シルエットを美しく見せるための生地)も充実しています。
ところで、昨今は愛犬の服を手作りする人も多く、ドッグウェアの見本を展示するコーナーも同フロアに設置されていました。
ドックウェアに適した布地を集めて愛らしくディスプレイ。作り方を掲載した書籍も販売する。
3階はスタッフが「当店で一番マニアックなフロア」と紹介してくれた、特選服地と演劇・ホビー布地のフロア。
特選服地のコーナーでは、おもにヨーロッパで買い付けたこだわりの服地を販売。一方、演劇・ホビー布地のコーナーは、舞台衣装やコスプレ衣装に適した布地を豊富にそろえていました。
そのほか、和調布地やアジアン布地、USAコットンなどのコーナーがあります。
見た目も手触りもうっとりするようなハイクオリティな服地がずらり。
写真の見本の衣装はスタッフが手作りしたのだそう!
4階はカーテン地・インテリア布地のフロアで、カーテン地のほか、テーブルクロス用の布地などを販売。
ちなみに、同フロアの知る人ぞ知るサービスが、カーテンのオーダーメイド。メーカーから直接仕入れたカーテン地を使うので、豊富な選択肢から選ぶことができるうえ、料金も比較的抑えめで仕上げてくれるとのことです。
海外のハイクオリティなカーテン地でカーテンを作ることも可能。
最上階の5階は洋裁付属品・手芸付属品のフロアで、洋裁・手芸に必要なグッズ類がひととおり売場に並んでいます。
このフロアでの注目はブレード(縁飾りなどに使われる、テープ状のひものこと)のコーナー。写真の棚がまるごとブレードのコーナーになっており、思わぬお気に入りのアイテムに出会うこともできそうです。
ブレードはクッションカバーの縁飾りや衣装の装飾、バッグのアクセントなど、幅広く使われる。あれこれ手にとって眺めるだけでも、楽しい時間が広がる。
★マニアさんのおすすめポイント★
布地がメインのお店で、洋裁関連のアイテムは基本的に何でもそろいます。大塚屋さんで開発した撥水加工を施した布地は、エコバッグ作りにぴったりです。
[handicraft_04]店舗情報

国内外の刺繍糸を厳選。人気再熱のレース編み用糸も

アンティークな店内で刺繍の世界に没頭。多彩な教室も人気

SNSをきっかけに、手芸を楽しむ人が増えている昨今。刺繍に夢中になる若い世代が増えているそうです。
そこでおすすめするのは、創業1883年の、現在は4代目が店主を務めているという、歴史ある刺繍専門店。長らく心斎橋にお店を構えていましたが、2019年に現在の店舗に移転しました。
アンティーク調の店内に流れているのは、ぬくもりあふれる穏やかな時間。忙しい日常を忘れさせてくれる空間で、思う存分刺繍の世界に浸ることができます。
“寺院の山門と一体になったホテル”として話題になった、大阪エクセルホテル東急を擁する、南御堂ビルディングの4階にある。
刺繍材料の卸売業も手がけているという同店。取り扱う刺繍糸は、使いやすさを重視した、国内外のブランドの刺繍糸を厳選しているそうです。
ラックに整然と収納された刺繍糸のコーナーは、その種類の多さに目を見張るほど!たとえば、ひと口にピンク色の刺繍糸といっても、製品によって微妙な違いがあるので、作品のテイストに合った刺繍糸をじっくりと吟味できるのも嬉しいポイントです。
素材や太さもさまざま。刺繍好きは何時間でも眺めていたくなるはず!
「こちらのお店には、刺繍初心者さんにもおすすめの、オリジナルの刺繍キットがたくさんありますよ」と小春さん。季節に合わせた商品も豊富に展開しており、取材の日はひなまつりをテーマにしたキットが充実していました。
一方、海外製の上級者向けの刺繍キットもあり、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》などをモチーフにしたキットをそろえていました。
毎年年末に販売される、干支モチーフのキットも人気がある。
同店では、お客さまが制作した刺繍作品を、バッグやポーチ、クッションカバーなどに仕立てるサービスを行っているとのこと。ちなみに写真奥の黒いバッグは、上級者用の刺繍キットを用いて作った作品を、バッグにアレンジしたものです。
一方、写真手前の同店オリジナルの巾着バッグは、刺繍専用の生地で作ったもの。つまり、巾着に直接針を刺して刺繍を施すことができ、「完成後すぐに活用できる」手軽さで、人気を集めています。
巾着バッグは8色のカラーバリエーションがある。
同店では刺繍糸のほか、レース編み用のレース糸も販売。レース編みも刺繍と同様、若い世代を中心に人気が再熱しており、同店ではアメリカのブランドのレース糸を豊富にそろえています。
レース編みといえば白のイメージが強いが、写真のようなビビットなレース糸で小物類を作るのも素敵。
さらに、同店で人気を集めているのが、ほぼ毎日開催しているという手芸教室。刺繍のほかにも、カルトナージュ(厚紙を布などで装飾して箱などを作るフランスの伝統工芸)やボビンレース(ボビンと呼ばれる糸巻きを使ってレースを織る技法)などの教室を開催しています。教室は定期教室とワンデイレッスンがあるので、詳しくは同店のインスタグラムをチェックしてください。
各教室の定員は10名。「落ち着いた雰囲気の中で、趣味の世界に没頭できる」という受講者の声も。
★マニアさんのおすすめポイント★
微妙な色味の刺繍糸を探しているときに、めちゃめちゃ助かるお店です。オリジナルの刺繍キットは、ハロウィンやクリスマスをモチーフにしたものもあります。
[handicraft_05]店舗情報
【編集後記】
「作品作りに使う素材を買い求めるときは、目的の素材に向かって一直線。やはり作品に使う素材は通販ではなく、手芸店で実際に見たり触ったりしてから選びたいものですよね」と小春さん。その一方で、特に作りたいものがないときに手芸店を訪れると、「この布でバッグが作りたいとか、この毛糸でマフラーを編んでみたいなどと、いろいろとイメージをふくらませながら歩いています」と、これから手芸を始めたい方へのヒントになりそうなコメントも。みなさんもぜひ小春さんのリストを活用して、ご自身の “好き”を形にしてみてくださいね!
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