大人の秘密基地 オオサカBARマニア 大人の秘密基地 オオサカBARマニア

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公開日2023.03.10

紹介してくれるマニアさん

児島 麻理子さん

東京都生まれ。出版社勤務を経て、洋酒メーカーで11年間広報を担当。現在はバーライター、PRコンサルタントとして活動。洋酒から和酒までお酒文化の魅力を発信する。バー巡りをライフワークとし、これまで世界7カ国以上の蒸溜所やバーを訪問。日本テキーラ協会テキーラ・マエストロ、日本ラム協会ラム・コンシェルジュ。Hanako.tokyoでは2年に渡り、若手実力派バーテンダーを紹介する「会いに行きたいバーテンダー」を執筆。著書に「おうちでつくれる かんたんスパイスカクテル」(PIE INTERNATIONAL)。

大人のテーマパーク。世界観を楽しんで!

はじめて開ける方にとっては、重いかもしれないバーの扉。ですが、その奥にはお店ごとに趣向が凝らされた非日常が待ち受けています。 私がバーに魅了されたのは、洋酒メーカー勤務の頃、たくさんの魅力的なバーテンダーさんに出会ったのがきっかけです。その方々に会いたくてお店に伺うと、内装、カクテル、棚に並ぶお酒、どれとして同じものはなく、これは大人のテーマパークだ! と感じ、バーに通うようになりました。

最近は伝統的なオーセンティックバーだけでなく、アメリカの禁酒法時代のバーをイメージしたスピークイージーバー(潜り酒場)や、バーテンダーさんの得意分野に振り切った個性的なコンセプトを持つバーも増えています。
国内でも国外でも、どこかに訪れるときは必ずその場所にあるバーを事前に調べて、1日に3軒はハシゴするというのが、自分に課しているミッションであり、ライフワークです。
大阪には来る機会が多いので、お気に入りの長いリストがあります。好みにあうバーに出会ったら、そこから次のお店を紹介してもらうとヒット率は高くなると思いますので、ぜひその1軒目になるようなバーを、今回の記事から探してもらえたら嬉しいです。

おもてなし精神の高い大阪のバー

大阪のバーの良いところは、バーテンダーさんとの距離感が近いところ。オーセンティックバーには会話をしてはいけない雰囲気があるようなところも多いなか、大阪では話しかけてくれる人が多いですし、お客様同士もよくしゃべりますよね(笑)。そして、すべてのバーテンダーさんがなんだか面白い! それって大阪のすごさだなあと思います。
本格的なバーであってもフレンドリーさがあるので、バーデビューしたい方には大阪がおすすめです。あと、もうひとつの特徴として、大阪のバーは全般的に食が充実しています。大阪のバーはおもてなし精神の塊。大阪のバーの魅力をたくさんの方に知ってほしいなと思います。
目次

世界的カクテル大会で準優勝した実力派バーテンダーの“作業場”

独自のセンスでカクテルをアップグレード!

「CRAFTROOM」とは、お針子さんの作業場という意味。「1920年代アメリカのクラフトルームのようにツールがいっぱいある空間をイメージしました。私自身オールドアメリカンな雰囲気が大好きですし、カクテルが育った土地としてもアメリカをリスペクトしていますので」と語るのは、オーナーの藤井隆さん。大阪駅前第1ビルの地下にありますが、一歩足を踏み入れると周囲とはちがった時間の流れを感じます。
2020年にこの店をオープンした藤井さんは、北新地の名店に13年つとめ、2016年にはマイアミで開催された「ワールドクラス グローバルファイナル」で準優勝に輝いた実力派。
「CRAFTROOM」のカクテルのメニューは「CLASSIC GIANTS」「FAST DRINKS」「MODERN&SIGNATURE」に分かれていますが、どのカクテルにもオリジナリティが加えられ、独自のセンスを感じます
たとえば、クラシックカクテルの「オールドファッションド」(1,430円)は、かなりしっかりとした自家製アンゴスチュラ・ビターズを使って味の輪郭を際立たせています。

「HOP&APPLE」(1,320円)は、バーボンをベースに、ホップを浸漬させて発酵させたアップルジュースと、バニラ、ソーダなどをあわせたカクテル。オーダーするとすぐに出てくるファストドリンクですが、このジュースの仕込みにはじつは2週間も時間をかけているのです。
「CRAFTROOM」らしさが最も堪能できるのは、「MODERN&SIGNATURE」に分類されるカクテルかもしれません。たとえば、その一つ「Ethiopian Night」(1,650円)は、藤井さんがフレンチのシェフとペアになってレシピを考えていたときに、エチオピアコーヒーのテイスティングノートを見てひらめいたカクテルだそう。テキーラをベースに、乳清で抽出したエチオピアコーヒーと、レモングラスとバニラのコーディアルを合わせて構成した斬新かつ深みのある味わいです。
「カクテルのアイデアはあらゆるところから出てきます。シェフやパティシエと話をしているときに思いつくことも多いですね。どこにでもあるもので、どこにもないものを作りたいと思っています」と、藤井さん。
モクテルも8種類が月替わりで揃います。ピスタチオペーストと煎茶を合わせた「ピスタチオと煎茶」(1,320円)や、オリジナル・ジンジャービアをベースにした「ジンジャーパグ」(1,100円)など、ノンアルコールでもカクテルに引けを取らないひねりのあるドリンクばかり。
カクテル以外のお酒では、藤井さんが大好きなバーボンをはじめとするウィスキーのほか、ジンなどのスピリッツ、シェリーも豊富に取り揃えています。フードは、月替わりで提供されるパイ(880円)が絶品。ローストポーク(1,100円)、チリビーンズ(880円)、キューバンサンドウィッチ(1,210円)などのアメリカ料理も味わえます。
チャージは550円。平日は仕事帰りの人、土日は海外のお客様を含めた若い人で賑わいます。


★マニアさんのおすすめポイント★
昔ながらのビル地下の飲食フロアに突如として、オールドアメリカンなバーが現れるギャップが魅力です。音楽やカクテルにもコンセプトが落とし込まれていて、藤井バーテンダーのセンスの良さをすみずみまで感じます。駅の改札まで1分と、アクセス良好なのも嬉しい!
[bar_01]店舗情報

海外からの訪問客で賑わう、スピークイージー的なバー

ハーブ、スパイスが鮮烈なツイスト系カクテル

アメリカ村三角公園の交番斜向かいのビルの5階にある「Bar Nayuta」。お店の外には店名などが出ておらず、目印になるのはロゴマークだけ。それにも関わらず海外からの訪問客を含むお客様でいっぱい。暗めの店内はヴィジュアル的にもかっこよく、日本にいることを忘れてしまいそう。海外メディアに大変高い評価を受けるバーでありながら、Tシャツにサンダルでふらりと入ってもOKな、スピークイージー(潜り酒場)的な魅力にあふれるお店です。
「バックバーにはお酒のブランドがわかるようなラベルをあまり見せないようにしています。特に初めてお越しいただくお客様は、自分の知っているものが目に映るとそれを頼んでしまいがちなので。会話をして、実際に飲みたいものを聞き出す一つの手段だと思っています」と、オーナーの中山寛康さん。
カクテルはすべて1,500円+tax。メニューのないお店なので、すべて一人ひとりの気分や要望にあわせて作ってもらえます。定評があるのは、ハーブやスパイスにフォーカスを置いたカクテル。定番のカクテルやクラシックカクテルにも、ハーブやスパイスをインフューズした(漬け込んだ)スピリッツやビターズを用いるなどして、ちょっとした遊び心を加えています。
たとえば、「オールドファッションド」。それ自体は昔から親しまれているカクテルですが、「Bar Nayuta」ではキンモクセイを漬け込んだライウィスキーにスコッチを混ぜ、赤糖とりんごジュースを使って作ったシロップで甘さを加え、オリジナルビターズを使用し、桜の木で香りをつけて提供しています。
ジンに甘みとライムの酸味を加えた「ギムレット」も、「Bar Nayuta」では30種類ものハーブをブレンドして漬け込んだジンとウォッカを使って作ります。好みに合わせて、フレッシュディルやキュウリ、パプリカなどを使用することも。その香りの良さに感動するはず。
「ラムコーク」も、このお店ではフレッシュライム、自家製のスパイスのきいたシロップ、ブラウンシュガー、ビターズに少量のコーラを使ったツイスト系にアレンジ。ラムのかわりにジンを使ってアレンジすることも。
それというのも、中山さんはフランスのジン「ジーヴァイン」の世界で5人目のアンバサダー。「ジーヴァイン」(ショット500円+tax〜)はもちろん、ジンを知り尽くし、その飲み方の引き出しはまさに無尽蔵です。
カクテルと同様にメニューはおいてないですが、モクテルもオーダーOK(1,200円+tax)。また、オリジナルスパイスで炒めたミックスドナッツ(800円+tax)はカクテルとの相性も抜群です。ノーチャージなのもうれしい。ひねりの効いた「Bar Nayuta」のカクテルに魅せられて、その面白さや、バーの楽しさに目覚める人も多いことでしょう。


★マニアさんのおすすめポイント★
独自の世界観を醸し出しているスピークイージー(潜り酒場)的なバーで、海外からの訪問客で賑わっています。オーナーの中山さんも、中山さんが作るカクテルも、とにかくかっこいい! オリジナル商品として発売しているスパイスの効いたビターズ(リキュール)も人気です。
[bar_02]店舗情報

モクテル(ノンアルコールカクテル)専門の日本初バースタンド

華やかで独創性あふれるモクテルが勢ぞろい

モクテルは、「Mock(似せた)」と「Cocktail(カクテル)」を合わせて作られた造語。もとは英語ですが、今では日本でもノンアルコールカクテルの新しい呼び名として定着しつつあります。そのモクテル専門のバースタンドを、2019年に日本の誰よりも早く立ち上げたのが「TMBM(The Mocktail Bar MORI)」であり、バーテンダーの桐山透さんです。
桐山さんはこのお店とは別に北浜で「Kirip Truman」というバーを経営。世界的にますますカクテルの技術が上がっていく一方で、北浜エリアはカフェが多く、「この街で最先端の技術を詰め込んだモクテルの専門店を出してみたらどうか」と思ったことが開店のきっかけなのだそう。物件の都合で北浜ではなく本町に出すことになりましたが、個性的なカクテルでその名を知られた桐山さんが始めたということもあり、たちまち話題に。
「TMBM」を初めて訪れた人が驚くのが、その立地と外観です。お店があるのは四つ橋筋と本町通の交差点。四つ橋線「本町駅」からもすぐという交通量の多いところにありながら、まるで大きな樹木のように見えます。コルクの木の外皮をたくさん使って、桐山さん自身がこの外観を作り上げたといいますから二度驚かされます。
「モクテルはバーテンダーの個性がはっきりと出る飲み物です。カクテルに近づければいいというものでもありません。私の場合は、材料の成分や香気に注目してロジカルに作ることも多いですね」と語る桐山さん。そんな「TMBM」でいただけるモクテルは、今までにない組み合わせや作り方で、はっとさせられるものばかり。
メニューは毎月5種類ずつ。月替わりなのでいつもあるとは限りませんが、今までに人気があったものをいくつかピックアップして紹介していきましょう。

「ジントニック」(500円)は、ジュニパーベリーなど10種類ものドライハーブを芳香蒸留し、トニックウォーターを注いで薔薇のドライハーブやキュウリで飾り付け。ハーブの香りと苦み、甘みが心地よい一杯。
「モヒート」(500円)は、イエルバブエナというミントを使用した、自家製フレッシュライムシロップがベース。適度な刺激を感じる爽やかさ。
「エンハンスド・オスマンサス」(700円)は、ビネガーに漬けたキンモクセイ、桃のジュース、ラズベリージャム、ニオイスミレのシロップなどが豊かに香るドリンク。
「Quen」(500円)は、ハーブやレモンの皮を漬け込んだ自家製のレモネードシロップが、まるでアルコール飲料のような飲み口を表現。
「コーヒーコスモポリタン」(700円)は、本来のウォッカのかわりにコーヒーで作ったコスモポリタン。ライムとクランベリージュース、ラベンダーが香るハニーシロップを合わせてシェイク。もこもこした泡立ちはデザートのようです。
チャージはなし、3席ありますが基本的にはスタンドのみ。モクテルはすべてプラスチックカップで提供され、テイクアウトも可能です。
※2023年3月28日(火)より営業再開予定。詳しい営業状況は店舗SNSをご確認ください。


★マニアさんのおすすめポイント★
ノンアルコールバーのトレンドを作ったお店のひとつです。お店の作りもドリンクもエンターティメント性があり、お酒が入っていなくても気持ちが上がる華やかさがあります。ノンアルカクテル文化の発信拠点として今後も期待しています!
[bar_03]店舗情報

まるでお酒の図書館!ミナミを代表するオーセンティックバー

フレッシュフルーツを味わう至福のカクテル

心斎橋駅と長堀橋駅の真ん中あたり、夜な夜な賑わう鰻谷南通に面した、ミナミを代表するオーセンティックバー。重めの扉を開くと、店内はまるでお酒の図書館のよう。バックバーのみならずお店の四方を囲む棚には、ウィスキーをはじめとしたお酒のボトルが整然と並んでいます。
1996年の創業以来、若手実力派バーテンダーを数多く輩出している名店でありながら、温かく親しみやすい雰囲気なのもうれしい。「お酒が好きな方はもちろんですが、どんな方にも気をはらずに来ていただけるような心地よさを提供したいと思っています」と、語るのはチーフバーテンダーの大芦篤史さんです。
スタッフは全員お酒のことを熟知し、引き出しが多い人ばかり。カクテルは、そのときのリクエストや気分に合わせて自由自在に作ってもらえます。
なかでも人気があるのは、フレッシュフルーツをふんだんに使ったカクテル。季節を問わずいただけるパイナップル、キウイ、マンゴー、バナナのほか、旬の時期には桃やブドウなども登場します。冬から春にかけてはイチゴとシャンパンの「レオナルド」(1,650円)がおすすめ。美しい色、さっぱりとした飲み口で、お食事の後にいただくお酒としてもぴったりです。
「ミッドナイト・モヒート」(1,540円)も、このお店らしいカクテルです。ホワイトラムではなくダークラムとブラウンシュガーシロップを使って、個性的な味わいに仕上げています。
「BAR Agréable」では、カクテルのレシピやアレンジは各バーテンダーに任されているそうですが、マティーニとジントニックだけは別。この二つのカクテルはいわばバーの顔。オーナーの眞田達也さんのレシピを全員がきっちりと守り、常にブレない味を提供しています。一口目から最後までおいしい、正統派の真髄が味わいたい方は、ぜひ「マティーニ」(1,320円)、「ジントニック」(1,210円)をどうぞ。
スコッチウィスキーの品揃えも圧巻。スコッチ好きの眞田さんが集めに集めたという珍しい銘柄も含めて1,000種以上が常に揃っています。ハイボールは1,100円から。
モクテルも充実しています。「ノンアルコール・モスコミュール」(1,100円)は、手作りのジンジャーシロップの辛味がキレと爽やかさを醸し出す逸品。「おとなのみっくすじゅーちゅ」(1,210円)は、大阪の夜を陽気に盛り上げてくれるミックスジュースです。
オーセンティックバーでありながら、フードの種類が多くてしっかりと食事を楽しめるのも人気のポイントです。「アグレアブルオムライス」(1,430円)は、ポルチーニのダシで炊いたライスとたまご、燻製クリームソースの組み合わせが楽しめる人気メニュー。昆布ダシが香る「自家製ピクルス」(770円)もおすすめ。
チャージは550円。30席ほどあるので予約も可能です。グループでも一人で飲みたいときでも笑顔になれる、温かさと落ち着きのバランスのとてもいいお店です。
★マニアさんのおすすめポイント★
大阪だけでなく、東京や海外でも活躍する実力派バーテンダーを多数輩出している名店です。混んでいて入れないことも多いですが、その時は輩出したバーテンダーのお店を紹介してくれることも。師匠と弟子とのお店の比較も楽しいですよ。
[bar_04]店舗情報

常時20種類ものコーヒーカクテルが揃うコーヒー専門店

コーヒーの楽しみを広げるカクテルの世界

「コーヒーを味わい尽くす」をコンセプトに、2022年10月にリニューアルオープン。それまであったコーヒー以外のメニューをすべて省いて、自家焙煎のコーヒーとコーヒーカクテルの専門店となった「ISTA COFFEE ELEMENTS」。
オーナーの野里史昭さんはバリスタとしてキャリアを積み、カフェのメニュー開発や講師として活躍。競技会にも積極的に参加し、2018年にはコーヒーカクテルのワールドチャンピオンに輝きました。「コーヒーの新たな楽しみ方の一つとして、コーヒーカクテルをもっとたくさんの方に気軽に楽しんでいただきたいと思っています」と、野里さん。
「ISTA COFFEE ELEMENTS」では、常時20種類ほどのコーヒーカクテルが楽しめます。
コーヒーカクテルが初めてという人に、まず飲んでみてほしいのが「アイリッシュコーヒー」(1,100円)です。「アイリッシュコーヒー」は、アイリッシュウィスキーをベースにしたコーヒーカクテルの定番。また、「イスタプレミアムアイリッシュコーヒー」(1,540円)を選べば、好みにあわせてさまざまな組み合わせのコーヒーとウィスキーで作ってもらうこともできます。

他では味わえない個性的なカクテルを求めるなら、「エレメント」(1,540円)がおすすめ。ブランデーをベースに、真ん中でカンパリを使った赤い部分に分かれていて、一杯で二つの味が楽しめます。ビジュアルの美しさも、その飲み口も、まるでショートケーキのようです。
また、ぜひ注目して欲しいのがコラボレーションコーヒーカクテル。野里さんと、野里さんが尊敬するバーテンダーの協力によって生み出された新しいカクテルの数々です。
そのうちの一つ「フルーティ・エクスペリエンス」(1,650円)は、奈良の「ランプバー」とのコラボレーション。ボウモアをベースに、パッションフルーツ、グリーングアバ、コーヒーが複雑に絡みます。「ディア・エイダ・ラブレス」(1,650円)は、心斎橋の「BAR識」とのコラボレーション。ジンベースに、さまざまなハーブやボタニカルが香るコーヒーカクテルです。
もちろんカフェメニューも楽しめます。コーヒー豆が選べる「ホットコーヒー」(600円)や、可愛いラテアートを描いてもらえる「カフェラテダブル」(700円)、ふわふわの泡が美しい「シェカラート」(850円)などが人気。
「コーヒー好きからコーヒーカクテルに入る方もいらっしゃいますし、逆にカクテル好きからコーヒーに目覚める方も。海外など遠方から足を運んでくださるお客様も多いです」と、野里さん。カウンターのみの店なので初めは入りづらいかもしれませんが、バーメニューもカフェメニューも全時間帯オーダーできます。昼はチャージなし、夜はチャージ300円。お好きなスタイルでコーヒーカクテルを楽しんでください。


★マニアさんのおすすめポイント★
コーヒーカクテルにここまで振り切っているお店は、世界にも類がないと思います。バリスタならではのテクニックが感じられるのは、ショートケーキのような味わいの「エレメント」。ラテアートをするように、カクテルにクリームで模様を描く姿が見事です。
[bar_05]店舗情報
【編集後記】
お酒を静かに楽しむ伝統的なオーセンティックバーから、海外からの訪問客で賑わうスピークイージー的なバー、バーテンダーさんの個性や得意分野に振り切ったバーまで。大阪にはそれぞれの分野において「名店」と呼ぶにふさわしいバーが多数存在していることがわかりました。カクテルの技術的な進化にともなって、今までになかった驚くようなオリジナルカクテルが登場し、モクテルと呼ばれるノンアルコールカクテルの進化の勢いも止まらない。大阪のバーはこれからますます楽しくなりそうです!
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